あおぞら通信10月号 vol.239

体調が良ければ問題ない

10月になりました。つい先日まであれほど暑かったのに、急に秋がやってきました。気温の変化が激しいので、体調不良を感じている方も多いのではないでしょうか。こんな時にこそ、普段の体調管理が生きてきます。体調管理をしっかりとすることで、様々な病気のリスクを減らすことができます。

人はだれしも体調に波があるもので、いつも絶好調ということはありません。それでもできる限り好不調の波は小さいほうが良いのです。不調なリにも普段の生活を送ることができる範囲に収めたいものですよね。そのためには、日ごろから体調管理をしておくことが必要です。調子が良いからと言って、いい気になって無理を重ねていると、ある日突然動けなくなる程の体調不良に襲われるかもしれません。

体調管理で最も重要なのは睡眠です。日本人は世界的に見ても睡眠時間が短いのです。睡眠時間が短いと、集中力や持久力に影響が出て仕事の能率が明らかに落ちます。良いアイディアも浮かんでこない。イライラしやすく、ちょっと上手く行かないことがあるだけで大きなストレスを感じるようになります。それが暴言や暴力などにも発展し、大切な人間関係にひびが入ることもあります。精神疾患をはじめ、高血圧、糖尿病、脳血管障害(脳卒中)、心疾患のリスクが高まり、最悪の場合突然死を迎えることになりかねません。必要な睡眠時間は、最低でも7時間と言われています。出来れば8時間を確保したいところです。まずは就寝時間と起床時間を決めて、残りの時間で一日のスケジュールを組むようにします。テレビを見たり、晩酌をしたり、夜の時間をまったりと過ごしたい気持ちはわかりますが、健康と引き換えにやる事ではありません。自分の時間を確保したいのであれば、その他の時間を効率よく使うことを考えましょう。睡眠時間を削る事だけはしないでください。

次に意識したいのは、運動習慣を身につけることです。肉体労働をしている方はそこまで気を使わなくても良いかもしれませんが、デスクワークをしている方は、意識して運動する時間を確保してください。運動と言っても、一日30分程度の散歩で十分です。朝日を浴びながらの散歩は、自律神経を整える効果もありますのでお勧めです。また、自宅でできる筋トレやヨガなども良いですよね。短時間でできるので、こまめに身体を鍛える習慣を身につけましょう。

さらに、食事内容にも気を付けたいものです。栄養のバランスが取れた食事を腹八分に抑えることが基本です。現代人は食べすぎです。その結果、肥満、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病が増えています。

また、情報過多の現代では、知らなくてよい情報に翻弄されている人が沢山います。SNSを見れば、心ない書き込みや罵詈雑言が目に飛び込んできます。自分に向けられた言葉ではなくても、メンタルにダメージを負います。

メンタルの健康について、少々落ち込むことがあったとしても、体調が良ければ大きく崩れることはありません。その上、比較的短期間に立ち直ることができるのです。体調不良は精神的にも苦痛です。体調管理が出来ていない事で、良い事なんて一つもないのです。

秋は爽やかで過ごしやすい季節です。この時期に、体調管理をしっかりと行い、健康的な生活習慣を身につけて欲しいと思います。

 

★カウンセリングについて

カウンセリングは、心を病んでいる人だけではなく、人間関係や進路の悩みなど、ちょっとした日常の悩みごとのうちに問題を解決しておくことで、大ごとにならずに済むのです。心を病むと厄介ですので、気軽にカウンセリングを受けることで、問題を解決して欲しいと思います。

 

★10月の予定

・10月14日(月) 体育の日でお休み

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