あおぞら通信6月号 vol.211

体調は天候に左右される

時間が経つのは早いもので、もうすでに6月になってしまいました。6月は雨が多い季節ですね。毎年のことですが、ぐずついた天気が続くと体調が悪くなる人が多くなります。近年、「気象病」という言葉をよく聞くようになってきました。天候によって体調が変わることは、もうずいぶん前からわかっていたことですけれど、最近になってようやく一般的になってきたという感じです。

考えてみれば、気温や気圧、湿度、日照などが私たちの身体に影響を及ぼさないわけがありませんよね。人間の身体のうち、約60%は水分でできています。気温や気圧によって、その体積は微妙に変化します。この変化が、リンパの流れ、血液の流れ、筋や膜の張力などに影響を与えます。この変化は脳にも及び、自律神経にも影響を与えます。

自律神経には、交感神経と副交感神経の二つの系統があり、交感神経は活動的な状態を作る神経、副交感神経は抑制的な状態(リラックス)を作り出す神経です。様々な研究から、気圧が低い時(天気が悪い時)には副交感神経が優位に立つことがわかっています。天気が良い時には気分も良く活動的になり、天気が悪い時には、なんとなくやる気が出なかったり、けだるさを感じたりするのはそのためです。

私たちのご先祖様は、長い間、狩猟や農耕を生活の基盤としていました。天気が悪い時には、狩猟には向きませんし、農作業もできません。天候が回復するまでは、おとなしく待っているしかなかったことが影響しているかもしれません。現代では、天候に左右されない仕事をしている人が増えていますが、そもそも人間は「雨の日には働かない」という生活をしてきたという歴史があるのです。晴耕雨読などという言葉もあります。雨の日は本来、ゆっくりと過ごすものなのかもしれません。

そうは言っても、現代人は雨が降っているからと言って休むわけにはいかないという人が多いのも事実です。そんな時にはどうすればよいのでしょうか。これを解決するには、日ごろから生活習慣を整えておく必要があります。

身体がだるい時には、交感神経を刺激してあげることが必要です。お勧めは軽めの運動です。交感神経を刺激する運動で、しかも家の中でできるものということになりますと、手軽なのは筋トレやエアロビクスなどのダンス系でしょう。まずは、ダンス系で身体を温め、気分が高まってきたところで筋トレを行うことで、交感神経を刺激することができます。ヨガをやっている方でしたら、トレーニングの要素がある、少し難しいポーズにチャレンジするのも良いかもしれません。 そのほかには、少し熱めのシャワーを浴びる。気分が乗ってくる音楽を聴くなどの工夫も良いですね。

基本は、しっかりと睡眠をとって、バランスの取れた食事をして、そのうえでトレーニングを行うことです。すっきりとした日々を過ごすことができるようになります。ぜひ、お試しください。

★【オンライン】人生の学校

「人生の学校」というオンラインイベントを定期的に開催しています。人生を豊かなものにする方法を共に考える学校です。心と身体の健康を守り、幸せになる方法について、皆さんと一緒に考えます。

第20回目のテーマ:「劣等感について考える」。人々を苦しめる劣等感について学びます。ZOOMを利用したオンラインイベントです。

日時:6月23日(木)20時~21時半

参加費:無料

お申込みサイトヘは、あおぞら整体院のホームページにリンクを掲載しています。お気軽にご参加ください!

 

★カウンセリングを受けてください

日本においては、カウンセリングとは心を病んだ人が受けるものである、というイメージがあります。しかし、カウンセリングとは本来、自分の心と向き合うための手段です。カウンセリングを受けると、人の心理に精通したカウンセラーとの対話を通して、自分と向き合うことができるようになり、的確なアドバイスを受けられます。人生には悩み事がつきものです。一人で悩まずに、ぜひお気軽にご相談ください。あおぞら整体院には、国家資格を持ったカウンセラーがいます。

 

★6月の予定

・金曜日は定休日

・6月23日(木) 人生の学校

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