不眠の原因と整体

あおぞら整体院代表の渕脇です。

あおぞら整体院にお越しになるお客様の中に、不眠を訴える方は少なくありません。
今回の記事では、不眠について考えてみたいと思います。

ただ、単に眠れないという問題についても、原因は様々だと思います。
原因が異なれば、対処方法は変わってきます。
眠れない原因について、考えられることを挙げてみたいと思います。

肩こりをはじめとする身体の緊張

このケースは、不眠の原因の大部分を占めているのではないかと、私たちは考えています。
不眠を訴える人の体を触っていると気がつくのですが、ほとんどの方は肩こり、特に背中の筋肉がとても緊張している方が多いのです。

背中が緊張していると、睡眠中に身体がリラックスすることができないばかりか、呼吸がどうしても浅くなってしまいます。
なぜなら、呼吸をするためには肋骨の動きがとても重要になってくるため、背中が緊張していると肋骨の動きを阻害してしまうからです。このために、睡眠中に深い眠りにつくことできずに、ちょっとしたことで目が覚めてしまうのです。

整体で背中や肩の筋肉を緩めることによって、この問題を解消してあげると、不眠が解消するというケースはとても多いのです。
また、運動不足を解消したり、自分でストレッチなどのセルフケアをすることによって、解決する場合もあります。

これは、不眠を訴えて心療内科を受診して睡眠薬を処方されている方の中にも一定数いらっしゃいます。
身体を緩めるということは、質の良い睡眠をとるためにはとても大切なことなのです。

悩み事、考え事がある

悩み事や考え事、不安なことがあって、夜になるとそれを考えてしまい眠れなくなるというケースも多いですね。
このようなケースは、まず、悩み事を解決することが優先されます。
しかし、悩み事の内容によっては、すぐに解決できないような場合もあると思います。
そのような場合には、カウンセリングを受けることも考えてみても良いかと思います。
物事の捉え方、見方を変えることによって、心が少しでも軽くなるのであれば、睡眠の状況も変わって来ると思います。

活動強度、生活パターン、加齢の問題

加齢によって、睡眠が浅くなったり、短時間しか眠れなくなるというのは、ある意味で自然の摂理かと思います。
これは、活動量が減ることによって、身体が睡眠を必要としなくなってくるのではないかと考えられます。

一般的に、睡眠時間は7時間~8時間程度が必要であるとされています。
しかし、年齢を重ねると、5時間程度で目が覚めてしまうという方も少なくありません。
これを「不眠」だと認識して、悩んでいる方もいらっしゃいます。

中には、夜の9時ごろに就寝して、夜中の2時ごろに目が覚めてしまうという方も。
夜が明けるまでの時間が何もすることが無く、床の中でゴロゴロとしてるだけと訴えます。
だからと言って、日中に特に眠くなることもなく、日常生活に困ることはないというのです。

こういう方には、日中の生活に支障が無いのなら、もしかしたら睡眠が足りているのかもしれませんと、申し上げています。

人によって必要な睡眠時間には大きな差があります。
平均的に7時間程度が理想というだけで、5時間で十分な人もいれば、8時間以上は寝ないと体力が持たないという方もいます。
もちろん、年齢や生活パターン、活動量によっても変わってきます。

身体は、自分が必要な睡眠時間を取ろうとします。
頭で考えた理想的な(平均的な)睡眠時間が、自分の身体が欲している時間であるとは限りません。

このケースは、自分の身体と相談しながら、生活パターンを工夫する必要があるでしょう。

寝具が合っていない

枕や布団など、寝具の問題で睡眠が妨げられている場合も少なくありません。
この場合には、相性の問題もあるかと思います。

しかし、すべての不眠が寝具のせいなのか、と言われれば、それは違うこともあるでしょう。

運動不足や肩こりが原因なのんも関わらず、寝具のせいにしているだけかもしれません。
このような場合には、寝具を変えても問題は解決しないでしょう。

自律神経や精神的・内科的な疾患

そのほか、自律神経の失調や精神的または内科的な疾患のために睡眠が阻害されている場合が考えられます。
この場合には、専門の病院に相談されることをお勧めします。

眠いのに眠れない。
睡眠不足のために、日中の生活に支障をきたしてしまう。
そのような状況の場合は、睡眠薬などを使って強制的にでも寝ることも必要になってくるかもしれません。

このケースは、症状や原因、あるいはその人の生活バターンによっても、解決方法は様々であるために、一概にどうすればよいのかということは書くことができません。
主治医と相談のうえ、試行錯誤をしていくしかありません。

まとめ

以上のように、一口に不眠と言っても、様々なパターンがあります。
そして、意外にも、同じように眠れない問い状況でも、一向に気にしていない人と、とても気に病んでいる人が居るということも、付け加えておきたいと思います。

不眠という悩みだけでも、原因も様々ですし、解決方法もいろいろあります。
自分の不眠がどのケースなのかをよく検討して、色々な方法を試してみる必要があると思います。

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