うつ病の治療|自分でできること・整体にできること

こんにちは。
代表の渕脇です。

あおぞら整体院には、うつ病を患っている方がたくさん来られています。
その理由は、院長の三繩も、私も、ともにうつ病経験者であり、カウンセリングを学び、公認心理師という国家資格を有しているからです。

最近は、うつ病をはじめ精神疾患に苦しんでいる人が急増しており、メンタルクリニックや心療内科が大変込み合っているという話をよく聞きます。
その結果、診療時間が短く、「先生が話を聴いてくれない」「薬の話しかしない」「薬以外にもできることがあるはずだけれど、そういうことは教えてくれない」などという不満も耳にします。

病院の先生からすれば、患者が押し寄せてくるような状況では、一人一人に丁寧に対応しようと思っても、物理的に時間が足りないということはあると思います。
本当に大変なことだと思います。

クリニックに通っているけれど、一向に良くならない。
他にできることは無いか?

そんな風にお考えの方もいらっしゃることでしょう。
そんな方に向けて、うつ病について詳しく解説してみたいと思います。

うつ病は脳の病気です

うつ病については、まだよくわかっていない部分はありますが、一般的には「脳の病気」だと考えられています。
脳のが機能不全を起こしているために、意欲がわかない、理解力や記憶力が低下する、疲れやすい、ネガティブなことばかり考えてしまう、死にたくなる、というような症状が出ます。

脳の機能異常なので、「気の持ちよう」でどうにかなる話ではありません。
明らかに「いつもと違う」「異常な感じ」があります。

原因は極度の疲労

では、どうして脳が機能異常を起こすのでしょうか。
それは、脳が極度に疲労しているからであると考えられます。

長期間にわたりストレスにさらされる、極度の緊張や悩み事、睡眠不足などが続くと、脳が疲労して機能異常を引き起こすと考えられます。
また、運動不足や栄養不足なども影響していると考えられます。
また、生まれ持った体質によっても、うつ病になりやすい人がいると考えられます。

このような要因が複雑に絡み合って、脳が機能異常を引き起こします。

うつ病の治癒過程

うつが治っていく過程には、おおざっぱに分けて3段階あると思います。
仮にその段階を、急性期、回復期、再発予防期と名付けたいと思います。

急性期

とにかく、何もしたくない、動けない、寝ているしかない、という状態です。
これは、心身とも疲労困憊で、身体が活動する力を失っている状態です。

この時期は、とにかく休むことが最優先になります。

しかし、ぐるぐると良くないことが頭に浮かんできてしまって、ゆっくりと休むことができない、という状態になる方も少なくありません。
不安や焦りなどから、じっとしていられないということも多いかと思います。

こういう状態ですと、本人も苦しいですし、回復も思わしくないので、薬を飲んで症状を和らげることを考えたほうが良いと思います。病気の症状自体が回復を遅らせるわけですから、医療の力を借りるのが賢い選択だと思います。
身体の怪我でも、急性期は絶対安静ですから、この時期は諦めて休養に徹することが大切です。

この時期は、無理に動くことは禁物です。
身体の要求に従い、眠れるときには寝たほうが良いですし、無理に規則正しい生活をしようとしたり、運動をしようとすることは、かえって逆効果である場合もあります。

回復期

しばらく休養をしていると、少しずつ動けるようになってきます。
しかし、まだまだ、調子の波が大きいのが特徴です。

調子が良い日は「もう治ったのか?」と思うこともありますが、調子が悪い日は急性期のような状態になったりすることもあります。
このような波をくり返しながら、徐々に軽くなっていくことが多いです。

この時期になったら、少しずつ、リハビリを行うようなイメージで、動き始めるのが良いと思います。

具体的には、軽めの運動をする、規則正しい生活を取り戻す、栄養のバランスが取れた食事をする。
そのほか、必要であればカウンセリングを受けて、自分を追い込んでしまうような思考の癖を見直す。
整体を受けて、身体を整えるのも効果的です。

うつ病も、私たちが持っている自然治癒力が治してくれます。
自然治癒力がしっかり働くように、全体的に状態を良くしていくことが大切なのです。

ただし、引き続き調子が悪いときには、休養を取ることが大切です。
無理に運動をしたり、早起きをする必要はありません。
調子が良いときに限り、リハビリ的なことをすればよいのです。

薬については、主治医とよく相談の上、主治医の指示に従うようにしてください。

再発予防期

順調に回復して、寛解状態に至ったら、再発に注意をして生活する必要があります。
この時に注意すべきことは

疲労をため込まない
自分を責めるような思考の癖を修正する
カウンセリングを受ける
ストレスを解消する
規則正しい生活をする
運動習慣を身に付ける
栄養のバランスが取れた食事をする
整体を定期的に受ける

などが効果的です。

うつ病は生活習慣病です。
これまでと同じ思考、同じ生活習慣に戻ってしまえば、再発してしまいます。
思考を見直す、ということは、価値観を変える、生き方を変える、ということだと思います。

カウンセリングを受けながら、楽に生きることができるように、考え方の癖を修正しましょう。

うつ病とあおぞら整体院

以上のように、うつ病は極度の疲労が原因です。
悩み事があればそれを解消する必要があります。
整体は、疲労回復にとても効果があります。
全身の筋肉が緩めば血流が回復し、疲労回復が早くなります。
また、睡眠の質が向上し、これも疲労回復が早くなります。
定期的に整体を受けることで、疲労をため込むことを回避できます。

最初にも書きましたが、あおぞら整体院の施術者は心理カウンセラーでもあります。
自分を追い込むような思考や生活習慣を改善させなければ、再発してしまいます。
あおぞら整体院では、心理的な側面からも、身体的な側面からも、あらゆる角度から、様々な支援をすることができます。

フォローしてください!