あおぞら通信2月号 vol.231

睡眠の重要性

先日、大変興味深い動画を見ました。今は、YouTubeでいろいろな動画を無料で見ることができるので、とても良い時代になったと思います。その動画では、睡眠の世界的権威と言われる筑波大学の柳沢正史教授が睡眠の科学についてお話をされていました。あおぞら整体院では、これまでも睡眠の大切さについて、いろいろな方にアドバイスをしてきましたが、この動画を見ることによって、ますます、睡眠の重要性について知っていただかなければいけないと思いました。

日本人は世界的に見ても睡眠時間が短いことで有名です。先日、「ポケモンスリープ」というスマホゲームアプリのデータをもとに、7か国の国別の平均睡眠時間が発表されました。その結果、日本はダントツ最下位の5時間52分と、6時間を切る結果になっていました。ちなみに、7か国の平均は6時間28分で、日本は平均に比べて36分も短いという結果でした。最長はフランスの6時間47分で、日本との差は実に55分となっています。

柳沢教授によると、睡眠不足はあらゆる病気のリスクを高めます。精神疾患、脳血管障害、心臓病、認知症、感染症、がんにおいて、明らかにリスクが高いことがわかっています。また、作業効率や生産性、創造性なども著しく下がり、4時間睡眠を4日間、6時間睡眠でも10日間続けると、一晩徹夜したのと同じくらい脳のパフォーマンスが落ちるとのことです。また、睡眠不足が続くことによって、この状態に慣れてしまい、自分のパフォーマンスが下がっていることに気がつかないというのです。このような人は、睡眠時間を増やすだけでパフォーマンスが上がるということです。その上、睡眠不足になると「嫌な奴になる」そうです。睡眠不足の人は利他的な行動が抑制されます。チャリティーなどの寄付行為やボランティアなどが減ることも、様々な研究で明らかになっています。また、感情のコントロールが難しくなり、怒りっぽくなる、すぐにキレるなどの傾向が強くなります。怒りをコントロールするアンガーマネジメントが話題ですが、睡眠時間を増やすことによって、怒りをコントロールできなかった人がとても穏やかな性格になった、という話は珍しくないとのことです。

適正な睡眠時間は人によって違いますが、平均的には7時間と言われています。個人差があるので、8時間必要な人もいれば、6時間で足りる人もいるようです。たまに、5時間以下でも大丈夫だと言っている「ショートスリーパー」と言われる人がいますが、柳沢教授によると、本物のショートスリーパーはほとんど存在せず、ただ、睡眠不足に慣れてしまってだけだそうです。

もし、日中に眠くなるようであれば、その人は確実に睡眠に何らかの問題があるとのことです。また、そういう生活を続けることは、気がつかないうちに生産性が落ち、病気のリスクが高まり、人間関係を壊している可能性があります。まずは、自分が必要とする睡眠時間を確保するようにしましょう。

また、整体を定期的に受けることによって、睡眠の質を妨げる肩こりや背中のコリが解消されます。整体を受けたお客様から、「よく眠れるようになった」という感想をいただくことは珍しいことではありません。整体を定期的に受け、睡眠の質を向上させて、生産性を上げ、病気のリスクを下げ、穏やかな気分で人間関係を円滑に保ち、気持ちよい生活を送りましょう!

 

★【オンライン】人生の学校

「人生の学校」というオンラインイベントを定期的に開催しています。より良い人生のために必要なことを学びます。第40回目のテーマは「親子関係・家族関係」について考える。一月なので、明るい話題で楽しくお話をしたいと思います。ZOOMを利用したオンラインイベントで、参加費は無料です。

日時:2月22日(木)20時~21時半

参加費:無料

お申込み:こちらのページよりお申込みください

★2月の予定

・2月12日(月) 建国記念の日の振りかえ休日で休業

・2月22日(木) 人生の学校

・2月23日(金) 天皇誕生日で休業

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