あおぞら通信6月号 vol.235

気象病に要注意

早いもので今年も6月になりました。前半最後の月になりますね。6月になると梅雨入りします。雨の日が多いジメジメした季節ですね。

雨の日は低気圧が停滞しているために気圧が下がります。気圧が下がると、頭が痛くなったり、めまいがしたり、身体の節々が痛くなる、気分が落ち込むという方も少なくありません。最近ではこのような症状を「気象病」と呼ぶそうです。これは、人間の身体が気圧や気温、湿度などに大きく影響を受けることを示しています。私たちの身体は、私たちが思っているよりも周りの環境に影響を受けているのです。

人間の身体は、60%~70%程度水分でできています。身体全体が水風船のようなものであると想像していただければ良いと思います。したがって、気圧が下がると身体自体が膨張します。膨張することによって、身体を覆っている様々な膜が引っ張られ、組織に張力がかかります。これが原因で古傷が痛んだりすることがあります。人によっては身体の痛みで気圧の変化を敏感に感じ取り、「明日は雨が降る」などと予言してしまう人もいます。それくらい身体は敏感に反応するのです。

また、気圧が下がると自律神経の副交感神経が優位に立つことが解っています。自律神経とは、人間の身体(特に内蔵)を自律的に制御している神経系で、交感神経と副交感神経のバランスによって制御しています。交感神経は戦いの神経と言われていて、身体を戦い(仕事)モードにする神経です。心拍数、血圧が上昇し、消化器系の動きは抑制され、筋肉に力が入るようになります。気分が良く、やる気が湧いてきます。一方で副交感神経はリラックスする時の神経で、心拍数、血圧が下がり、消化器系は活発に動き、筋肉に力が入りにくくなります。ゆったりとした気分になり、やる気は湧かなくなってしまいます。どちらが良いという問題ではなく、このバランスが取れていることが大切なのです。スッキリとしないお天気が続くと、副交感神経が優位な状態が長続きするため、なんとなくだるい、やる気が出ない、すぐに疲れてしまう、という症状が出やすくなるのです。

このような状態を防ぐためには、日ごろから運動習慣を身につけておき、体力をつけておくとよいでしょう。また、運動することによって交感神経のスイッチを入れることができるようになり、身体がシャキッとすることにもつながります。運動は交感神経支配なので、定期的に運動することによって交感神経を刺激します。副交感神経が優位に立ちやすい梅雨の時期でも、自律神経のバランスを保ちやすいのです。もちろん、今まで運動習慣が無かった方でも、この梅雨の時期を良いきっかけとして運動を始めるのも良いかもしれません。家でできる簡単な筋トレなどを始めてみたらいかがでしょうか。あおぞら整体院では、手軽にできる運動の指導や、心や身体の悩みに対するアドバイスをしています。お気軽にご相談ください。

 

★【オンライン】人生の学校

「人生の学校」というZOOMを利用したオンラインイベントを定期的に開催しています。より良い人生のために必要なことを学びます。第44回目のテーマは「幸せ」です幸せとは何か。という問いについては明確な答えはありませんが、幸せについて考えるきっかけになれば幸いです。興味がありましたら、ぜひご参加ください。

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★6月の予定

・6月15日(土) 15時から営業

・6月27日(木) 人生の学校

 

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