アダルトチルドレンについて学んできました
自律神経に詳しい東京都東大和市のあおぞら整体院
こんにちは。
院長の渕脇です。
先日、カウンセリングの勉強会に参加してきました。
お題は、機能不全家庭で育つ子どもたちの生きづらさを学ぶ、ということで、アダルトチルドレンについて学びました。
アダルトチルドレンとは
昨日頂いた資料による、アダルトチルドレンの説明。
アダルトチルドレンという言葉は、アメリカのアルコール依存症の治療現場から生まれた。アルコール依存症の親を持つ子どもたちに、ある一定のパターンが見出され、その子どもたちを指して使われるようになったものです。しかし、機能不全家庭で育った子ども達にも同じ特徴がみられることが分かりました。そのため、アダルトチルドレンという言葉はアルコール依存症の親を持つ子どもに限らず用いられるようになりました。
夫婦間の暴力、および児童虐待、性的虐待に見逃せない共通点があります。いずれも、本質的に家庭内の権力者の圧力なのであり、本来子どもにとっての安全基地である家庭が、危険な場所となってしまいます。子どもたちは、その中で心理的に破綻しないでいるために、ぎりぎりの適応を迫られながら大人になっていきます。
私が20年近く前にうつ病になった時、自分で自分の状況を分析して、自分はアダルトチルドレンではないかと思いました。
その直感は、今でも正しいと思っています。
私はアダルトチルドレン
親がアルコール依存症とまで呼べるような状態ではなかったけれども、それに近い状況はあったし、子どもながらに気を使わなければいけない空気がありました。
もっとも、程度の差こそあれ、多くの家庭(昨日の講座では90%以上の家庭)が機能不全と言われているように、何らかの問題を抱えています。
その中で、子どもたちは生き延びるために、適応せざるをえない状況で育っていくのです。
アダルトチルドレンにみられる特徴は沢山ありますが、私自身が自覚していて、それによって困っている、または困ってきたことがいくつかあります。
まず、自分に自信が持てないこと。
自分はこのままで大丈夫。
I’m OK!という感覚が持てない。
さらに、
人に甘えることが出来ない。
頼ることが出来ない。
援助を求めることが出来ない。
人の顔色をうかがう。
どう思われるかが気になる。
いつも、根底に孤独感を抱えている。
人はしょせん一人である。
誰も自分の事を理解してくれない。
という感覚がある。
私は、きっとはたから見たら何の問題もないように見えるだろうなあ、と思います。
それなりに、社交性もあるし、社会性もある。ありがたいことに友達も沢山います。
でも、内面的には、程度の問題はあるにせよ、苦手なことも多いのです。
こころの癖は修正できる
ただ、こういうのは、子ども頃にしみついたこころの癖だと思います。
こころの癖は直していくことが出来るのです。
うつ病にかかったころは、本当に自分に自信が持てなくて困っていたのですが、うつ病を克服する過程で、その癖を修正し、かなり自信が持てるようになりました。
最近では、家内や自分の子供たちに癒されて、孤独感を感じることもなくなってきました。
残る課題は、「嫌われる勇気」を持つことと、人に頼ることが出来るようになること。
しかし、この問題についても、ここ最近、少しできるようになってきたかなあ、と思います。
自分の事をちゃんと理解して、少しずつ練習をしていけば、こころの癖を修正していくことは可能なんだと感じています。
うつ病にかかる以前に比べると、その後は、はるかに生きやすくなったし、人生が楽しくなりました。
自分の人生を自分のモノとして取り戻してやった!
そんな感覚なのです。
こころの声を聞いてあげてください
アダルトチルドレンは、親の顔色をうかがいながら生きています。
それがこころの癖となり、自分を押し殺して、他人の顔色をうかがうようになっています。
自分の人生を、自分のモノとして生きていないのです。
まずは、自分が、自分のこころの声を聞いてあげてください。
いったい自分はどうしたいの?
そこから始めるのが良いと思います。
私も、うつ病を克服するときに、そこから始めました。
押し殺している、聞こえないふりをして来たこころの声。
その声に耳をかたむけること。
それこそが、こころの癖を修正していく第一歩だと思います。