正解を探すことよりも納得することが大切

こんにちは。
代表の渕脇です。

正解を覚える教育を受けてきた

私たちは、子供のころから学校で教育を受けていいます。
学校ではテストが頻繁に行われます。
テストはもちろん採点され、正解か不正解かを突きつけられます。

こんな言い方をしてしまうと、一生懸命がんばっている学校の先生に申し訳ないのですが、日本の教育は「正解を教える」ということに重点が置かれているように思います。
多様な価値観を認めるて、考える力を養うことよりも、正解を教えてそれを覚えることに重点が置かれているのではないかと思います。

このような環境で育つと、無意識のうちに「全ての問題に正解があるのではないか」と思うようになってしまいます。

正解の無い問題の方が多い

しかし、世の中には正解のない問題もたくさんあります。
むしろ、正解の無い問題の方が多い、と言っても良いかもしれません。
「どういう人生を歩むのがいいのか。」
などという問題は、まさにその典型です。

人生の岐路に立った時に「どの道を選択すればよいのか、と悩んだ時、どこかに正解があるような気がするのです。
「私の人生はこれが正解なのだろうか?」
「正しい選択をしたい。間違えたくない。」
と悩む方も多いのが事実です。

自分の人生の正解はどこにもない

どこかに正解がないものかと探し回っても、自分の事はどこにも書いていないのです。

どこかに正解らしきものがあって、その通りの人生を歩いていても、自分が満足できなければ、他人の人生を歩いているような気分になってきます。
かつての私がそうであったように。

私が育った時代は、高度経済成長期の真っただ中でした。
いい大学に進学して、いい会社に入って、定年まで勤めあげる。
それが良い人生で、「正解」であると、私はそう思っていました。

ところがバブルが崩壊して、多くの企業が倒産して、リストラのあらしが吹き荒れるようになりました。
会社員だからと言って、先行きが不透明な時代になりました。
会社に入れば一生安泰の「正解」が、正解ではなくなったのです。

正解の人生は他人の人生

そのころから、私は他人の人生を歩いているように気分になってきました。
本当に好きな仕事なら良かったのかもしれません。
しかし、正解を意識して、かなりの妥協をして「食うため」にしていた仕事だったので、苦しむ結果になりました。

その時に、私気が付いたのです。
正解を優先して、自分の「心の声」を無視してきたんだと。
「心の声」を無視し、抑え込み、妥協してきたのです。
その結果、他人の人生を歩いているような感覚にとらわれるようになったのです。

自分はどうしたいのかを問うことが大切

世の中には、正解のない問題もたくさんあるのです。
特に、自分の人生の問題については、正解を探すのではなく、自分がどうしたいのかを自分に問うことが大切なのです。
なぜなら、自分が納得していることが大切だからです。

自分が心から納得している人生なら、悩むことも少ないですし、幸せを感じることもできるでしょう。
納得いかな人生だと、余計な苦しみを感じてしまいます。
ストレスは増大して、幸せを感じにくくなってしまいます。

心理カウンセリングでは、クライアントの納得感を重視します。
腑に落ちる解決策を模索するのです。
それこそが、目指すべき解決策なのです。

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