「歩き方」を習ったことありますか？

こんにちは。あおぞら整体院代表の渕脇です。

私は整体になってから、人間の身体の動きについてとても興味深く学んでいます。
人間の身体を学べば学ぶほど、人間の身体は二足歩行をするための身体なんだということがわかります。
人間にとって、最も基本的な動きは二足歩行なのです。

歩き方を習ったことがある人はいない

実際に、人間は一歳くらいになると、多くの人が自然に歩き始めます。
多くの人は、その頃の記憶が無いので、気がついていたら自分はもう歩いていた、ということになると思うのです。

しかし、整体師として人々の歩き方を観察していると、実にいろいろな歩き方があるなあ、と思います。
それもそのはず、歩き方をちゃんと習ったことがある人なんていないと思うのです。
私自身も、自分が整体師になって、歩き方に興味を持つようになるまで、自分の歩き方について考えたことなどありませんでした。

歩き方を変えると痛みが消える？

しかし、歩き方を変えたり、歩き方に注意を払っていれば、身体の痛みを予防したり治したりするというケースはとても多いのです。
特に、ひざ、股関節、足の痛みや変形について、歩き方によって予防することもできると思います。
また、Ｏ脚やＸ脚など、足の形や筋肉の付き方なども、歩き方を変えることによって（多少は）変えることができます。
もちろん、遺伝の影響が大きいのも事実なので、限界はあると思いますが。

何が言いたいかというと、人体にとって理にかなった歩き方があるということなのです。
そして、それを多くの人が知らない、ということなのです。

私はこれまでも、歩き方が間違えているために身体の痛みを訴えている方に対して、歩き方を修正することで痛みを緩和する、という経験をしてきました。

病院でも教えてくれない

そういう方は、たいていの場合、病院に長く通っても問題を解決できなかった方々です。
多くの医師たちは、患者の歩き方に問題があるという見方をしません。
（もちろん、そういう指導をしてくれる医師はいますけれども）
病院で行い治療は、投薬、注射、貼り薬、マッサージ、電気治療などです。
理学療法士さんが、きちんと体の動きをチェックしてくれるような病院は少ないのが現状です。