ストレッチのうれしい効果
こんにちは。
副院長の三縄(みなわ)です。
今回は、痛みを緩和するのにも、予防するのにも役立つストレッチの効果についてお伝えします。
「ストレッチ」という言葉自体は、ほとんどの方が知っていると思います。
ストレッチには、どんな効果があり何の為にやると思いますか?
「スポーツをする人がケガ防止の為にやるもの」
「身体を柔らかくする為にやるもの」
もちろんこういう効果もあります。しかし、ストレッチの効果はこれだけではありません。
継続的な適切なストレッチには、下記のような効果が期待できます。
・筋肉や腱の柔軟性が増す
・可動域が広がる
・筋緊張が緩和する
・血行がよくなる
・筋肉や関節のケガや痛みを予防する
・心身ともにリラックスする
・呼吸がしやすくなる
・姿勢の改善
・肩こりや腰痛の改善、予防
・疲れがとれる
・疲れにくくなる
など他にもたくさんのうれしい効果があります。
そのストレッチのやり方には様々な種類があります。
・静的ストレッチング
・動的ストレッチング
・PNF(固有受容性神経筋促痛法)ストレッチングなどです。
まずは、その中でも安全で気軽に1人でできる「静的ストレッチ」をおすすめします。
静的ストレッチとは、反動をつけずにゆっくりとじわーっと筋肉を伸ばしていくストレッチです。
静的ストレッチを行う場合は、
・身体が温まった状態で行う
・20~30秒以上維持する
・複数セット(2~3セット)
・息を止めない(ゆっくり規則正しい呼吸)
・不快なほどきつくやらない
・痛みが激しいときはやらない
などに気をつけることで安全でより効果が期待できます。
無理やり強く伸ばそうとすると、「伸張反射」という身体を守るために反射的に(自分の意志とは関係なく)筋肉が硬くなる防御反応を起こし、逆効果になってしまうこともあります。
だから心地良く感じる程度の強さで行うことがポイントです。
ストレッチは、スポーツをやっている人だけに有用という訳ではありません。
デスクワークの人、同じ姿勢が長い人、日常的に身体を動かす機会が少ない人にこそおすすめです。
この機会に、お風呂上がりなどの日常に組み込んでみてはいかがですか?
これからも、「痛みが出にくい快適な身体作り」のヒントになるような情報を発信していきます。