トラウマはなぜ忘れられないのか-トラウマから解放される方法

こんにちは!
あおぞら整体院代表の渕脇です。

トラウマとは辛い記憶

過去に心を傷つけられた経験があり、その痛みがいつまでたっても癒えない。
その時の痛みを二度と味わいたいくないと強く思うがあまり、自由に行動できない。
その恐怖心のために、人生が大きく変わってしまった。

そういう心の痛み、辛い記憶をトラウマと言います。

そのトラウマとなってしまった経験は人それぞれだし、その人の持っている背景もまた、人それぞれなので、これから私がここで書くことが、すべての人に100%当てはまるとは限りません。

でも、もしかしたらこれを読んだ人のうち、1人でもトラウマを手放すきっかけになればいいと思って、書いてみたいと思います。

トラウマをどうとらえるか

一般的なトラウマに対するイメージは、「心の傷」という感じでしょうか。
傷つけられた時の傷跡がくっきりと残り、それはもう一生消えることがない。
そして、少しでも触れるたびにズキズキと痛み出す。
だから、それにはもう触れたくない。
そこに触れられるたびに、傷跡をさらにえぐられるような気がする。

こんな感じなのではないかと思います。

でも、本当に傷なのでしょうか?
もちろん、目に見えないものなので、何が正しいのかはわかりません。
概念的なものですからね。

しかし、概念を変えれば、違う姿に見えるのではないかと思うのです。

思い出すことで記憶に定着する

おそらく、そのつらい出来事を頭の中で何回も思い出したことでしょう。
何度も何度も思い出すことで、自分の記憶にしっかりと根付いていってしまいます。

つまり、思い出すたびに、傷跡が定着していくのです。

自分では「忘れられ程のひどい思いをしたんだから、当たり前だ。」と思っているだろうし、実際そうなのかもしれません。

でもきっと、いつもいつもそのことを考えているわけではなくて、何かに没頭していたり、別のことを考えているときには、その痛みを忘れているのではないでしょうか。

そして、ふと、その嫌な記憶を思い出す。
それがクセになっていることはありませんか。

トラウマは自分を守っている

もう二度とあんな思いはしたくない。

そう思っているということは、自分が再び傷つかないように、自分を守っているということです。
それを、お守りのように大事にしている、それを持っていれば傷つかずに済む。
そう考えているから、手放すことができないのです。

似たような場面に遭遇しそうになった時に、事前に察知して避けることができるように。
いち早く反応して、傷が浅い段階で逃げられるように。
その時のために、忘れないようにしているのです。

小さい子供が、いつも同じ枕やぬいぐるみを抱いていないと安心して眠れないように、どんなにボロボロになっても、どんなに汚くなっても手放せないように、それが無いと不安でたまらない、そういうものなのかもしれません。

でも、ある日それを手放す日が来ます。

手放そうと決めるのではなくて、気がついたら、「そういえばあの枕、最近使っていないな。」という感じに。

これもイメージです。
正解かどうかは、この際関係ありません。

もし、そういうイメージを持つことができれば、いま大事に抱えているトラウマを手放す日が来るかもしれません。

 

解決のカギは自分が握っている

トラウマは、
「ざっくりとえぐられた傷跡で、それは一生消えないモノ。」というイメージなのか、

それとも、
「自分を守るために手放せないモノ。」というイメージなのか。

前者のイメージだと、この先もずっと一生苦しまなければいけない。
後者のイメージだと、手放すことができるし、そういう日が来るかもしれない。

ということになります。

自分を苦しみから解放できるのは自分だけ

何度もしつこく言うけれど、正解はありません。
トラウマは目に見えないものだし、概念だからです。

概念は人によって違うし、どれが正しいかということを議論しても意味がありません。

ただ、自分はどう考えるか、だけの話なのです。

そう考えると、自分を苦しみから解放できるのは自分だけです。
自分の概念を変えることができるのは自分だけだからです。

あなたは解放されたいと思っている。
そして、解放できるのは自分だけ。

常に解決のためのカギは自分が握っているのです。

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