腰痛・股関節痛ストレッチ
こんにちは。
副院長の三縄(みなわ)です。
今回は、腰痛・股関節痛を緩和、予防するストレッチを紹介します。
このストレッチでは、主に「腸腰筋」という筋肉をターゲットに伸ばしていきます。
「腸腰筋」は、「大腰筋」・「小腰筋」・「腸骨筋」という3つの筋肉を総称した名称で、腰痛や股関節痛に、と~っても関連深い筋肉です!
お腹の筋肉の深層にあり、おへその上(胸椎12番)~脚のつけ根(小転子)にかけて付いている筋肉なので、階段で脚を上げるなど、股関節を曲げる動作で働きます。
上半身と下半身をつなぐように身体の中心にあることから、腰痛だけでなく、背部痛や臀部痛、大腿部痛なども引き起こすこともあったり、それが影響して全身性の症状へ発展していってしまうケースもあります。
腰痛の原因も人それぞれなのですが、腰痛改善するにあたり最も重要な筋肉といっても過言ではないでしょう。だからこそしっかりケアしていきましょう!
では、実際にストレッチをやってみましょう。
【STEP.1】
イスやテーブルに手を添えて、伸ばしたい方の脚を後ろに引く。
【STEP.2】
腰を落として、股関節を伸ばすように、おへそを前へ出す。
【STEP.3】
この状態を左右20秒~30秒、2~3セットを目安に行う。
【ポイント】
・背筋を伸ばして上体を真っ直ぐに保つ
・骨盤を立てておく
・ひざはつま先よりも前に出さない
・股関節を伸ばすようにイメージする
身体の状態は十人十色です。
痛みが強くでるときは無理をしないようにしましょう。
現場で施術を行っていると、この筋肉が硬くなって「こってる」人が多いことに驚きます。そして、ほとんどの人は自覚がありません。
まさかこんなお腹の奥にある筋肉が「こる」とか考えたこともないようです。
普段から、座ってる時間が長い、同じ動作・姿勢ばかり、という人や、仰向けで寝てると腰が痛くなるという人は、大抵この大腰筋が硬くなってしまっています。
こういったストレッチでセルフケアをして、快適な身体を手に入れてください。
これからも「痛みが出にくい快適な身体作りのヒント」になるような情報をお伝えしていきます。
三縄 伸二