親の期待が重くて辛い人へ
こんにちは。
あおぞら整体院代表の渕脇です。
親の期待が重くて辛い。
自分の人生なのに、他人の人生を歩いているようだ。
自由を感じられない。
そんな生きづらさを感じている人は多いです。
そういう方には、「親の期待に応えようとしなくていいですよ」とお伝えしています。
親は子供に期待をしてしまう
親というのは子どもにいろいろと期待をしてしまう生き物です。
私なども、長男が生まれたばかり時は、この子はどんなにすごい人物になるんだろうか、と夢をふくらませました。
そうして、勝手に妄想しては、その期待を子供に託すのです。
子どもに期待するのは簡単です。
やるのは自分ではないので、気が楽だし、夢を見させてくれるので、楽しい気分になります。
無責任に、気軽に口に出していう親もいるでしょう。
具体的な職業を挙げて、「医者になれ」だの「弁護士になれ」だの、一流の会社には入れだのと言うこともあるでしょう。
子どもは親の期待にこたえたいと思うもの
一方で、子どもは親に褒められたいし、親の喜ぶ顔を見たいと思います。
そのために、親の期待に応えようと頑張ります。
それは、ある年齢までは自然なことかもしれません。
しかし、子供は成長すると、自我が芽生えてきます。
親の価値観とは違う価値観を獲得していきます。
それは当たり前のことであって、自然なことです。
ところが、親の期待に応えたいという思いと、自分の価値観が違う場合、自分の中で葛藤が起こって苦しむことになります。
ここで、すんなりと、自分の価値観に沿って生きていこうと決められる人は問題ありません。
しかし、自分の価値観を抑え込んで、親の価値観に沿って生きようとすると、苦しい人生になってしまいます。
小さい子供のころから親の顔色をうかがって育ったアダルトチルドレンには、親の価値観捨てて自分の価値観で生きると決心することは、容易なことではありません。
親の期待に応えられない自分を、価値が低いダメなやつだと思ったり、自分の価値観に沿って生きることは親を見捨てることだと思ったりします。
人生は自分のモノ
本来ならば、人生はその本人のもの。
親のために生きているのではありません。
親の期待に応えようとする必要はないのです。
私は、親の期待に応えようとして、自分の人生を歩いていませんでした。
これが、私がうつ病に陥った本当の原因です。
仕事が忙しかったのは事実ですが、私が勤めていた会社がとんでもなくブラックだったかと言えば、そんなことはありません。
仕事が忙しいということだけが原因ならば、休養をして、仕事量を調整すればよいのです。
なにも、会社を辞めてしまう必要はありません。
しかし、私は人生を自分のモノにしたかったのです。
そのためには、会社を辞めてやり直すしかないと考えたのです。
自分の幸せを追求しよう
親が子どもに期待するのは勝手ですが、期待された子どもは苦しみます。
今は自分が親の立場として、子どもには期待しないようにしています。
私が子どもに対して望むことは、イキイキと自分らしく生きていってほしいということだけです。
親に期待されていることが苦しいと感じているのなら、期待に応えようとするのをやめることをお勧めします。
それはそれで、エネルギーのいることかもしれません。
それが親離れ、子離れというものであり、親子ともに痛みを伴います。
しかし、そこを通らなければ、人生を自分のモノとして感じることは出来ないでしょう。
子どもは親の期待に応えようとしてはいけません。
親は子どもに期待してはいけません。
それが、幸せな人生を歩くための基本なのです。