腹筋(腹直筋)の鍛え方

こんにちは。
副院長の三縄(みなわ)です。

今回は、腹筋を鍛えるトレーニングを紹介します。

4つあるお腹の筋肉の中でも一番表層にある「腹直筋」という筋肉に特化したトレーニングです。

腹筋と聞くと多くの人が連想する、スポーツ選手や細マッチョの割れているあのお腹の部分が腹直筋です。
腹筋を鍛えると体幹が安定しやすくなるので、腰痛予防や姿勢改善にもつながります。

また、体幹が安定していると、スポーツをやっている人に限らず、日常生活のあらゆる活動パフォーマンスが向上します。それに疲れづらくなります。

 

では、実際にやり方を説明します。

 

【STEP1】
あお向けになり膝を曲げ、股関節(脚の付け根)に両手を置く。

クランチ1

 

STEP2】
股関節に置いた手が、膝のお皿を触る程度まで体を起こす。

クランチ2

【STEP3】
体を起こした姿勢で少し静止してから、ゆっくりと元の位置に戻す。

 

【ポイント】
1.体を起こすときに息を吐く(息は止めない)
2.体を起こし過ぎると別の筋肉(股関節屈筋群)まで働くので、約30度までとする
3.みぞおちを恥骨に近づけるように意識する(身体を丸める感じ)
4.回数よりもフォームを重視して丁寧に行う

 

これらのことを意識することで、より効果的に腹直筋を鍛えることができます。

やってみるとわかりますが、「こんな身体を床から離す程度でいいの?」と思うことでしょう。
「学生時代の部活では、頭の後ろに手を組んで曲げた膝に頭がつく程やってたけど・・・」と。

でも、「いいんです!!」 腹直筋を鍛えるにはこれで十分です!

この程度でも普段腹筋をやっていないと、数回やっただけでかなりしんどいです。

これを体力レベルに応じて、5~10回×2~3セットを目安にやってみるといいでしょう。
ただし、どこかが痛くなったりするときなどは、無理をせず休んでくださいね。

また、体を起こす際、対角にある膝のお皿に向けて体をひねると、「腹斜筋」というお腹の側方にある筋肉も鍛えることができます。

余談ですが、スポーツ選手や細マッチョのように割れたお腹にするには、皮下脂肪を落とさないと、いくら腹直筋を鍛えても割れて見えません・・・。

残念ですが・・・。

(それでもあの割れたお腹を目指すガッツのある方は、個別にアドバイスするので一緒に頑張りましょう!)

 

あそこまで鍛えなくても、腹筋を鍛えるメリットはたくさん得られます。

これからも、「痛みが出にくい快適な身体作り」のヒントになるような情報を発信していきます。

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