マインドフルネスと瞑想と運動の関係

こんにちは。
あおぞら整体院代表の渕脇です。

心がザワザワしたり、不安に苛まれたり、考え事で頭がいっぱいになったりすることってありますよね。
そんな時に効果があるのが、マインドフルネスです。
マインドフルネスは、もともとは仏教で行われていた瞑想を、医療の世界に持ち込んだのがきっかけで世界中に広まりました。
マインドフルネスと瞑想は、厳密にいえば違いもあるのですが、ほぼ同義語だと言ってもいいでしょう。

私も、心がざわついたときや、気分を変えたい時になどに、瞑想を行うことがあります。
ぜひ、みなさんもやってみてください。

瞑想の種類は二つある

最近は、マインドフルネスとかメディテーションという言葉をよく聞きます。

どちらも、瞑想のことですね。

この整体という業界にいると瞑想に触れる機会は多く、私自身もかなり以前から実践してきました。

瞑想をすると、嫌なことを考えずに済むので、心が落ち着いてきます。
心が落ち着くと、気分良く過ごすことができるようになります。

瞑想には、大きく分けて、「静的瞑想」と「動的瞑想」という二つのやり方があります。

静的瞑想とは

瞑想というと、多くの人は座禅をイメージするのではないでしょうか。
静かに座って目を閉じて、今の自分に意識を集中させる。
静かに意識を集中させることで、雑念や過去のトラウマ、将来の不安などから解放されて、心の平穏を取り戻すことが出来る。
そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。

この、静かに目を閉じて。。。という方法を静的瞑想と言っています。
座ってやらなければならないということは無く、仰向けて寝てやっても構いません。
ヨガの有名なポーズに、シャーバアーサナー(屍のポーズ)というのがありますが、これは仰向けに寝て脱力するという単純なものですが、これも静的瞑想の代表例でしょう。

瞑想というの、「何も考えない」「無になる」と思いがちですが、人間の脳は「何も考えない」という状態になることはとても難しく、沢山の修業をしたお坊さんでも不可能だと言われています。ではどうすればよいのでしょうか。
脳は「二つのことを同時に考えられない」という性質があり、いやなことや雑念から離れるために、別のことに意識を集中させることが大切なのです。
仏教ですと、念仏を唱えることに意識を集中させたりしますし、マインドフルネスでは、自分の呼吸や身体の感覚などに意識を集中させることが多いです。

これをやる事によって、いやな出来事や悩み事から意識を逸らすことができるようになります。

動的瞑想とは

これに対して、動的瞑想というのもあります。
ある一定のリズムで、同じ動きを繰り返し行うことで、今ここに意識を集中させていく方法を言います。

ヨガなどは、次々とポーズを変えていくことによって、自分の身体に意識を集中させていきますので、これも動的瞑想の一つです。
原始的な儀式などで、一定リズムを刻んで踊るというのも多くありますが、あれも動的瞑想の代表例ですね。

宗教儀式や瞑想を意識していなくても、踊るという行為は瞑想状態を作り出しやすいです。
さまざまなダンスにはまる人が多いのは、知らず知らずに瞑想状態になって、嫌なことなどを忘れることが出来るからです。
また、ロックのライブなどで、観客が総立ちで縦ノリのリズムを刻むと瞑想状態に入ります。
これなどは、原始的な儀式と似ているのです。

ランニングは動的瞑想

もっと簡単に、日常的に動的瞑想を行う方法があります。
それはランニングです。
これも一定のリズムを刻み、単純な動きを繰り返す行為です。
さらに、多少、呼吸が苦しいくらいが今の自分に意識を集中させやすくなります。

この状態でしばらく走っていると、日常の嫌なことなど忘れること出来るようになり、とても幸せな感覚を感じることがあります。
これを、ランナーズハイと呼んでいます。
ランニングがブームになっていますが、ストレス発散には効果絶大でハマる人が多いのだと思います。

水泳の瞑想効果は素晴らしい

私個人としては、水泳がお勧めです。
私は、過去、トライアスロンをやっていたことがあり、日常的に泳いでいた時期がありました。
泳ぐという行為もまた、今ここに意識を集中させやすい運動です。
一定のリズムを刻み、さらに呼吸が制限された状態で苦しく、ランニングと違って、水の感覚を全身で感じながら泳ぎます。
ランニング以上に考え事が頭に浮かんでくるような余地はなく、ストレスも不安も忘れてしまいます。

トライアスロンをやっていたころは、まだこの業界に入る前なので、瞑想のことなど知識も興味もありませんでした。
しかし、少なくとも、泳いでいる間は嫌なことを考えずに済むし、気分がすっきりとすることを感じていました。
今から考えれば、無意識のうちに瞑想の効果を実感していたのだと思います。

静的瞑想より動的瞑想の方がやりやすい

「静的瞑想をやってみたいけど、うまく出来ている気がしない。」という方も多いのではないでしょうか。
そういう方は、動的瞑想をやってみるのも良いかもしれません。

ヨガ、ダンス、ランニング(ウォーキングでも可)、水泳などがおすすめです。
動的瞑想のほうが、自分の身体に何が起こっているのかを感じやすく、意識を集中させやすいです。
そのうえで、筋力も体力も向上し、スタイルも良くなって、免疫力もアップして、ストレスの解消が出来るわけですから、こんなに素晴らしいものはありません。

ストレスの多い現代社会ですから、こういうものを上手に取り入れて乗り切って欲しいと思います。

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