あおぞら通信６月号 vol.223
★身体に喝を入れよう
６月になりました。６月と言えば、雨が多い季節です。今年は例年より梅雨入りが早く、この記事を書いている時点で、すでに梅雨のようなお天気が続いています。
人間の体調は、天候によって左右されることが様々な研究からわかっています。人間の身体は、７０％近くが水分でできています。水風船のようなものだとイメージしてよいと思います。したがって、気圧の影響を色濃く受けることになります。気圧が下がることによって、水風船のような身体がほんの少し膨張します。これによって、各組織がほんの少しだけ引っ張られることになります。これが原因で、古傷が痛んだり、リンパの流れに影響が出たりします。また、雨の日は自律神経のうち副交感神経が優位に立つことがわかっています。副交感神経はリラックス時の神経ですので、身体がだるくなったり、活動する意欲がわかなくなったりします。このため、雨の日には活動が抑制されることになります。これは太古の昔から、雨の日には活動を停止して、雨が止むのをじっと待っていたからではないか思います。
梅雨以外の季節では、雨の日が何日も続くということはあまりないために、大きな問題になることはありません。しかし、梅雨の季節は、雨の日が何日も続くことがあり、身体がだるい、やる気が起きない、節々が痛い、頭痛や肩こりがひどい、などの不調を訴える方が増えてきます。
雨の日は、体を休める絶好の機会なのですけれど、現代社会で生きる私たちは、そんなことを言っている場合ではありません。台風などの荒れ狂う天気ならいざ知らず、梅雨時の雨程度で活動を休止するわけにはいきません。何とかして身体に喝を入れることを考える必要がありそうです。
身体に喝を入れるには、交感神経を刺激すること考えれば良いのです。手っ取り早いのは、運動をすることなのです。お天気が悪くてもできるのは筋トレです。自分の重さを使った、スクワットや腹筋などの基本的なもので十分です。そのほか、ノリの良い音楽を聴く、熱めのシャワーを浴びる、顔を洗うなども効果的です。大きな声を出して自分に喝を入れるのも良いでしょう。ただし、近所や周りの人への気遣いは必要ですが。
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