汗をかいても痩せない理由
こんにちは。代表の渕脇です。
ここの所、ダイエット関連の話題が続いています。
今回の話題は似たような話なのですが、ダイエットに対する誤解に多いのであえて書いてみます。
ダイエットというと「汗をかく」ことが大切だと思っている方は多いと思います。
しかしこれはとんだ誤解です。
誤解ならまだしも、危険なのであえて書いておきますね。
汗はボクサーの減量のイメージ
なぜ、ダイエットと汗が結びつくのか、私なりに考えてみたのですが、これは、ボクサーの減量のイメージがあるからではないかと思うのです。
ボクシングのように、体重別の階級に分かれているスポーツには減量がつきものです。
柔道やレスリングなんかも同じですね。
かつて、一世を風靡したボクシング漫画に「あしたのジョー」というのがあります。
私くらいの年代の方には、おそらく大変影響を受けた方もいらっしゃると思います。
その中で、ジョーのライバルである力石徹がジョーと試合をするために階級を下げようとするんですね。
そして過酷な減量に挑むんです。
しかし、もともと体脂肪の少ない鍛え抜かれた体をもつ力石は、体重を軽くするために水分を抜くんです。
汗をかき、水を飲まない。
それは、計量をパスするためのものですね。
階級制のスポーツの場合、試合の前に計量をします。
そこをパスできなければ試合が出来ないわけです。
そのための減量です。
そのために水分を抜くんですね。
一般人とは目的が違う
一般人が健康的な身体を手に入れるための減量とは目的が違うんです。
一般人の場合は、余分な脂肪を落とすためにダイエットをするわけです。
水分を抜いてまで体重を軽くする意味はありません。
そうです、意味がないんです。
目的が違うんですから。
もうお分かりだと思いますが、汗をかき水を飲まなかったら、それは健康とは程遠い行為です。
危険極まりない行為です。
水分は取らないと危険です
西城秀樹さんが、以前、脳こうそくで倒れたことがありました。
本人の反省として、サウナに入って水を飲まなかった。と言っています。
中年になって、体重が増えてきたことを気にしていたといいます。
それで、汗をかけば一時的に体重が減ります。
しかし、その状態で水分を取らないのは危険です。
サウナスーツを着て、炎天下で走っている方をたまに見かけますが、あれも危険な行為です。
危険なだけで意味がないので、やめてください。
走るなら、快適なスポーツウエアで、水分補給をしながら走ってください。
サウナや半身浴も、減量には意味がありません。
もちろん、デトックス効果はあると思いますので、健康には良いと思います。
ただ、きちんと水分補給はしてください。
部分痩せも効果がない
整体院に来るお客様(女性)から、こんな話を聞いたことがあります。
「女性の用のサウナには、お腹や足など贅肉が気になるところにラップを巻いてサウナに入って、汗をダラダラかいている人がいる。」
私は女性用のサウナには入ったことがないので(笑)知らなかったのですが、正直驚きました。
男性用のサウナには、腕立て伏せをしている人は見かけますが(笑)、ラップを巻いた人を私は見たことがありません。
汗をかくことは、贅肉を落とすのに塵くらいの効果はあると思いますが、ほとんど意味がありません。
ただ汗をかくこと自体は健康にとってプラスだと思いますが、しっかり水分補給をしてください。
無駄な努力はやめましょう。